WIFI機器が増え過ぎたらどうしたら良いの?

遠隔介護スマートホームの作り方

WIFIルーターには接続台数の上限がある

WIFI機器が増えすぎるとWIFIに接続できなくなります。

WIFIルーターによって同時接続可能な機器数の制限があります

そんな制限があることを知らなかった私は、母の家を遠隔介護スマートホームにしようとせっせとWIFI機器を増設していました。

ある時期から不思議なことが起こりました。

母の家では母のWIFIルーターに自動で接続していた私のスマホが接続できなくなりました。

無理やり接続するとなぜか既に接続しているWIFI機器が動作しなくなるのです。

しばらくは原因が分からなかったのですが、インターネット検索をしているとモバイルルーターに接続台数の記載があることに気づきました。

母の家のモバイルルーターはHUAWEI製のSpeed Wi-Fi NEXT W06です。

この機種は接続台数が16台となっています。

確かにWIFI機器がその台数を超えたころから症状がでていたような気がします。

どうやったら接続台数の制限を超えてWIFI機器を増設できるのか、さらに調べることとなりました。

ルータの接続上限を超えてWIFI機器を接続する方法

まず、ルータをモバイルルーターから固定回線用の設置型ルーターに変更すると、接続台数の制限が大幅に増えます。

ただし、この場合すでに契約しているモバイル回線から固定回線に変更しないといけません。

モバイル回線を維持しつつ接続台数を増やすためには、モバイルルーターのほかにルーターを追加すればよいのではという考えに行きつきました。

ただし、単にルーターを増やすと、ルーター通しが干渉してしまいうまくいかないのだそうです。

そこで、増やすルーターを元のルーターの中継器にするか、WIFIの新しい入口であるアクセスポイントにするかどちらかの方法があることがわかりました。

WIFI中継器を新設

一つの手段はWIFI中継器を導入することです。

この方法は比較的安価ですし、本来中継器なので設定も楽です。

古いWIFIルーターを再利用

もう一つ中継専用器ではなく、ルーターを増設してアクセスポイントとして使うか、中継器として使うという方法があります。

この方法ならば、古いWIFIルーターを再利用できるので良いのですが、設定には少し手間がかかります。

AP(アクセスポイント)モードで利用

使っていない古いWIFIルーターをAP(アクセスポイント)モードで再利用すれば、新規投資の必要はありません。

私の家にもバッファロー製のWHR-1166DHP3というWIFIルーターが余っていました。

古い機種なのであまり参考にはならないかもしれませんが、APモードで再利用する方法を記載しておきます。

バッファローというメーカーは既存の機種のサポート情報を今でも提供してくれています。

バッファローのページを見るとWIFIルータには次のようなモードがあるようです。

  • ルーターモード
  • ブリッジモード/APモード
  • 中継機モード/WBモード(中継機能対応商品のみ)

WHR-1166DHP3にはAUTO/ROUTER/BRIDGEのスイッチがありました。

「AUTO」のときは、ルーター機能のON/OFFを自動で切り替えるようです。

つまり、「ROUTER」スイッチのときはルーターとして、「BRIDGE」スイッチのときはAPモードとして機能するようになっています。

中継器(WB)モードで利用

この機種にはありませんが、「WB(ワイヤレスブリッジ)」スイッチは中継器として機能するモードへの切り替えですね。

このスイッチがついていれば、中継器を新規導入せずに、スイッチを切り替えることで中継器の代わりになってくれます。

この機能がついたWSR-1166DHP2というWIFIルータを後からヤフオクで安価に手に入れました。

WSR-1166DHP2には、AUTO/MANUALのスイッチとROUTER/AP/WBのスイッチがあります。

とういことは、この機種はWIFIルータにも、アクセスポイントにも、そして中継器にもなるということです。

中継機能の設定方法はバッファローの以下のホームページを参照してください。少し大変ですが、頑張ってください。

APとWBのどちらで使った方が良いの?

正直、今般のケースではWIFI接続機器の台数を上限以上につなぐという目的でしたから、どちらでも良いというのが結論です。

WIFI機器の接続可能台数はどちらも一気に64台まで増えるのです。

強いて選択するのなら、アクセスポイントの場合は元のルーターのSSIDとは異なるSSIDとなるので、WIFI機器の接続先を明示的に変更することが必要です。

中継器モードなら、元のSSIDと同じSSIDになるので、WIFI機器の接続先は変更せずに済みます。

ただし、元のSSIDがモバイルルーターなど接続上限が限られている場合には、接続上限の多いルーターのSSIDに明示的に接続した方が良いかもしれません。

中継器やアクセスポイント等のバッファロールーターの管理には、AirStationアプリが便利でした。少し専門的になりますが、自宅で管理しているすべてのルーターの確認、設定が可能です。