グランドゴルフ中に救急搬送
母は83歳の夏、グランドゴルフのプレー中に倒れ、グランドの隣の日赤病院に緊急搬送されました。

救急車の中で、通いつけの日赤病院に運んで貰うよう頼んだそうなので、意識はあったのでしょう。
偶々プレーしていたのが救急病院の隣のグラウンドで、緊急対応して貰えたことが幸いしてか、大した後遺症もなく回復できました。
その後の様子
けれども、しばらくは垂直と水平が逆、つまり世界が90度傾いて見えていたそうです。

心臓が一時停止し、凝固した血栓が小脳に梗塞を起こしたため、運動機能に支障が生じました。
それを心原性脳梗塞というらしいです。
それも、その後のリハビリでなんとか元に戻りました。
主治医によると、心電図では異常は見られないそうです。
ただし、今回の発作のようなことが起こらないとは言えないとも。
母に聞くと、食事の後などで胸苦しいことが過去にもあったようです。
そのときに言って欲しかったのですが、一過性で終わっていたので、本人も大したことはないと思っていたらしいです。
ペースメーカーの手術をするべきか
先生から、ペースメーカーの埋め込み手術をするか否かを尋ねられました。
心電図では異常がないので判断に迷うところだそうです。
先生でも迷うのだから、こちらはどうしてよいか分かりようがありません。

でも、もし手術を受けずに退院してしまったら、もう一度入院して手術を受けようとは思わないかもしれません。
予防的ではあるけれど、ペースメーカーを埋め込む手術をすることにしました。
ペースメーカーのログ
ただこのときは、母に痛い思いをさせてしまっただけかもしれないと思っていました。
その後、ペースメーカーの定期点検で記録されているログを確認してみたとき、手術しておいて本当に良かったと安堵しました。

驚くことに、結構な頻度で不整脈が起こり、その都度ペースメーカーが機能して心臓の鼓動を正しく刻んでくれていたのです。
手術の分だけ入院は長引き、およそーか月の入院生活とはなったけれど、母は無事に家に戻り一人暮らしを再開しました。